KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2014 | KPMG | JP

KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2014

KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2014

KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイは、世界の自動車業界の現状と将来の展望を分析することを目的に、KPMGが毎年行っている調査です。15回目となる本調査では、合計200名の世界29ヵ国の主要自動車関連企業の幹部の方たちを対象にインタビューを行い、自動車関連業界の現状を調査するとともに、今後数年間の戦略を立案する上でのポイントをまとめています。

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今回の調査でもいくつかの重要な業界動向が明らかとなりました。自動車メーカーは事業戦略をパートナーシップや提携から有機的成長戦略へ転換し、代替的なパワートレイン技術の中では、今後5年間はプラグインハイブリッドが競争をリードしそうです。自動車メーカーが生き残るためには、バリューチェーンにおけるモビリティに関するソリューションや技術が依然重要であり、ブラジル、ロシア、インド、ならびに中国(BRICs)の勢力はますます増大しています。

主な調査結果の概要は以下の通りです。

(1)消費者

環境意識と支出、ステータスのバランスに悩む消費者

  • 92%が購入者にとっての最優先事項は燃費であると回答。70%が長寿命の自動車を望む
  • 消費者が購入する際は代替燃料技術の採用が重要であると考えているのは47%と2009年の70%から低下
  • コネクティッドカーソリューションの重要性が年々増大

(2)技術

プラグインハイブリッドカーが今後の電気自動車競争をリード

  • 35%が、プラグインハイブリッドカーが2019年までに電気自動車のなかで最大の需要を占めると予測、日米欧の主要三地域が最も楽観的
  • 77%が、価格が低下し小売・修理・整備網が拡大しない限り、電気自動車は主流にはならないと確信
  • 71%が、電気自動車の販売に対する国の補助金が、更なる販売拡大のための鍵であると回答。58%はパワートレイン技術そのものに補助金を出すべきだと感じている

競合するパワートレインが併存しつつ主導権争いを継続

  • 76%が、環境問題への対応のために自動車業界が注力すべき技術として内燃機関の小型化と答える一方、69%が、将来の成長のためには燃料電池車が重要だと回答
  • 46%が、2019年までのパワートレインに関する最大投資先は内燃機関の最適化と回答
  • 52%が、電気自動車が最もクリーンで最も効率の良いパワートレインになるまでにはあと6年から10年を要すると予想

自動運転車開発の鍵はパートナーシップ

  • 23%のBRICsの回答者が、自動運転が業界の主要トレンドであると回答
  • 94%が、自動運転に対する顧客の主な懸念は安全性であると見ている
  • 76%が、他業界企業とのパートナーシップが重要な戦略であると考えており、2013年の50%から大幅に上昇

(3)自動車メーカー

自動車メーカーは正真正銘のモビリティソリューションプロバイダーになり得る

  • 25歳未満は自動車を所有したがっていないと考える回答者は54%。46%は、50歳以上も同様であると回答
  • 14%が、モビリティサービスはすでに収益性があると確信しており、さらに31%が、2019年までに収益性を獲得すると予想
  • 77%が、自動車メーカーは正真正銘のモビリティソリューションプロバイダーになり得ると回答

自動車メーカーはジョイントベンチャー(JV)や提携から有機的成長へ

  • 84%が、成長のための最善策として有機的成長を選んでおり(2013年は65%)、JVや提携を上回る
  • 73%が、マーケティングとブランドマネジメントを最重要投資分野と回答。サプライヤーの74%が、新工場への投資を開始または増加させている
  • 61%が、欧州における自動車生産は合理化され、新興国地域に移ると予測

技術的主導権を握ることが生き残りの鍵

  • 技術/製品志向の自動車メーカーのうち10社中7社は主要三地域のメーカー
  • BMW、フォルクスワーゲン、テスラ(Tesla)、現代・起亜、トヨタ、タタ(Tata)は、独立性を維持し続けられる可能性が高いと見られている
  • BRICsの自動車メーカーは未だ技術的主導権を握っているとは見られていない

(4)販売ディーラー

急速に変化する販売ディーラー環境

  • 71%が、オンライン販売が重要になると予想。63%が、マルチブランド販売ディーラーが成功モデルであると回答
  • 53%が、従来型小売スタイルが引き続き成功の鍵と考えているが、2013年の61%からは減少
  • 95%の販売ディーラーが、ブランドパフォーマンスと複数ブランドの取扱い、ならびに販売ディーラーの効果的なコントロールや管理システムが極めて重要であると回答

(5)新興市場

世界的な主導権争いにおいて成果を上げているBRICsの自動車メーカー

  • 70%が、現代・起亜が2019年までにマーケットシェアを獲得し、成長率ナンバーワンになると回答。日本企業は成長著しい新興市場でのシェアの伸び悩みを反映し、世界シェア競争では不利と見られており、日産の13位が最高位
  • マーケットシェアが増加している自動車メーカーの上位10社のうち、7社がBRICsの企業。ロシアのアフトワズ(Avtovaz)への期待が2013年から34%も増加、マーケットシェアの増加が予想される自動車メーカーの上位にランクイン

有力なBRICs自動車メーカーの輸出攻勢が目前に

  • 39%が、BRICsの自動車メーカーにとって最も輸出を拡大できるのは東南アジアと回答。21%が、BRICsの自動車メーカーが米国に進出するためのハブ拠点の第一の選択肢として、アフリカ、中東、ブラジルが、メキシコと比肩すると回答
  • 44%が、2016年までに中国の輸出台数が200万台に達すると確信。38%が、2016年までにインドの輸出台数が100万台に達すると予測
  • BRICsでは貿易障壁が下がり、海外メーカーにいっそう門戸を開きつつある

調査方法

調査期間 2013年7月~8月
調査対象者 自動車メーカー、サプライヤー、販売ディーラー、金融サービス会社、レンタル会社やモビリティサービスプロバイダー等、世界自動車関連企業の幹部レベル200名
調査方法 電話によるインタビュー
調査対象地域 欧州・中東・アフリカ地域(40%)、アジア太平洋地域(35%)、アメリカ(25%)
対象企業規模
全回答企業が業務収益1億米ドル以上の企業であり、39%が100億米ドル以上の企業

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