メンバー紹介 - 藤本 貴司 | KPMG | JP

メンバー紹介 - 藤本 貴司

藤本 貴司

次世代監査技術研究室 データサイエンティスト 2017年入社

次世代監査技術研究室 データサイエンティスト 2017年入社

スペシャリストが、迷わず高みを目指せる場所。

次世代監査技術研究室 データサイエンティスト 2017年入社 藤本 貴司

今後のあり方を意識して、転職活動へ。

大学時代は心理学を専攻していました。文学部でしたが、心理学ではアンケートや実験を通じて、因子分析や各種検定など統計学の適用を迫られる場面があります。そのため、統計学には当時から馴染みがあり、課題や卒論の執筆なども統計解析ソフトウェアを用いて行っていました。

以前は、大手の通信教育関連企業で、入会しやすい人や退会しやすい人の傾向分析・予測や、受講者の学習履歴を分析し、どういった学習の過程を辿ると成績が上がりやすいのか、などを調べていました。ここでの10年以上にわたる分析業務とメンバー育成経験は、データマイニング(今でいう機械学習)に関するノウハウやナレッジの蓄積と育成スキルの向上につながり、私自身を大きく成長させました。その一方で、ゼネラリスト偏重の企業風土には多少の違和感を抱いていました。今後のキャリアを考えると、スペシャリストとして迷わず働ける環境が欲しい、そのためには転職する選択肢もあるのではないかと考えたのです。また、データサイエンティストが高く評価され、さらにそれを育成できる人の市場価値が高いと感じられたことも、後押しの要因となりました。そして、2016年の秋頃に転職活動を行うことになります。

データサイエンティストに寄せられる、高い期待。

あずさ監査法人に入社したのは、2017年2月。前述した「スペシャリストとして評価される」「自らが分析するだけでなく、育成にも携われる」ことを基準に企業を選ぶ中で、出会うことができました。もちろん、監査業界に関わるのは初めての経験です。そのため、応募してはみたものの、実際に面接の中で話を聞くまでは、具体的な業務内容はイメージできていませんでした。それでも、選考を通じて、現在のあずさ監査法人でデータ分析、特に統計学の活用が重要視されているらしいこと、そして自分のような人材が必要とされていることをとても強く感じました。また、過去に出会ったどの企業よりも、あずさの社員は友好的で、信頼できると感じられ、それが大きな決め手となったことをよく覚えています。

現在の仕事は、監査業務におけるデータ分析、データ分析事例の執筆、採用、育成です。メインの仕事となるデータ分析は、監査チームとの連携で進めるもの。“監査業務におけるデータ分析手法の適用”という全社的な方針の下、監査チームとコンタクトを取り、高度なデータ分析手法の適用を支援しています。データ分析事例の執筆は、メディアやカンファレンスに向け、年に数回リリースするものです。あまり経験がないところですが、執筆自体は嫌いではないので、楽しく取り組めています。採用や育成は、新たなデータサイエンティストの発掘や研修開発がメインです。いずれも一定の裁量を委ねられているので、やりがいと同時に未来への責任を感じています。

歴史の1ページを、この場所から。

統計学やAI技術を用いて、今後の監査を進化させること。私は、これこそが、自らがあずさ監査法人で果たすべき役割であると考えています。囲碁や将棋の世界では、近年、AI技術を用いて“これまで専門家でさえ見つけられなかった有効な指し手が見つかる”という事例が出てきています。監査においても、それは実現可能ではないでしょうか。統計学やAI技術を用いることで、それまで専門家の知見にのみ頼っていた判断を、よりきめ細かくフォローできるはずです。もちろん、一朝一夕にはいかないでしょう。しかし、いずれはあずさの専門家と二人三脚でより適切な判断ができるレベルまで、技術を向上できるかもしれない。その一助になることができれば嬉しいなと思っているのです。

監査という新しい領域に携わり、私は2つのやりがいを感じています。1つ目は、経済に大きく関わることができる点。監査という、企業の成長を支援することができる社会貢献性の高さです。そして2つ目は “監査領域における新たなメソッドを開発することができる”という点。国際的に見ても、監査はまだまだ先端技術の導入が進んでいない領域の一つです。だからこそ、我々が創出した事例が、国内にとどまらず他国にも名を残すようなナレッジになるかもしれない。KPMGのグローバルネットワークを有するあずさ監査法人なら、それも不可能ではないと思えるのです。

これからも、一人のスペシャリストとしてより高みを目指せるよう、邁進していきたいと思います。