セキュリティにとって最大の脅威

最近のニュース記事のヘッドラインは、ランサムウェアやフィッシング犯罪の増加など、セキュリティに関する脅威の話題であふれています。今や非常に多くの従業員がリモート勤務をおこなうなかで、この脅威は拡大しています。

Harvey NashとKPMGがおこなった最新の調査結果によると、新型コロナウイルスの感染拡大以降サイバーセキュリティ攻撃が増加したと報告したITリーダーは41%にのぼります。

ですが、今日の企業のセキュリティにとって最大の脅威は、ランサムウェアでも、フィッシング攻撃でも、ソースコードの流出でもなく、「完了」というボックスにチェックを入れることかもしれません。

プロジェクトのボックスに「完了」とチェックを入れて次の優先事項に移りたいと思うのは、忙しいCIOにとって特に当然のことです。IT部門は以前にも増して、コストセンターではなくビジネスのイネーブラー(支え手)であることを求められています。そのため、CIOには従来経営陣の他のメンバーが担当していた、より大きなビジネスの戦略を決定し前進させるための役割が、ますます期待されてきています。この変化は、ビジネスの戦略が、新しい機会を見つけ拡大することをサポートするテクノロジーにますます依存していると考えると当然のことかもしれません。

実際のところ、人材とテクノロジーが新しい形で組み合わさることにより、顧客体験、業務効率、競争力が決定的に改善されています。デジタルトランスフォーメーションは、プロセスの合理化であれ、データの活用であれ、ビジネスの完全に新しいやり方を形成するのであれ、ポジティブな結果をもたらすものでなければなりません。企業のあらゆるパーツを、共通の目的で結び付けることが重要です。

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