仮想デスクトップ環境(VDI)の導入について

仮想デスクトップ環境(VDI)の導入について

有限責任 あずさ監査法人(本部:東京都新宿区、理事長:内山英世)は、このたび業務の効率化と情報セキュリティの強化を推進していくために、本年9月から法人の全職員のパソコン(以下、PC)を仮想デスクトップ(Virtual Desktop Infrastructure。以下、VDI)環境に移行することにしましたので、お知らせします。

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あずさ監査法人は、複雑化した企業の業務プロセスの中で増大しつつある不正リスクを軽減し、より高い品質の監査業務を推進していくために、CAAT(Computer Assisted Audit Techniques)と呼ばれる情報技術やKPMGが開発したKAAP(KPMG Automated Audit Procedures)などのツールを積極的に導入してきました。これらは、監査の過程において監査人の手作業に頼っていた会社データの把握、集計、分析などを定型化して短期間に実行できるようにしたもので、監査業務の遂行を効率化し、監査人がより高度な判断に注力できるようサポートするものです。

また、監査証拠を効率よく整理する電子化ツール(eAudIT)についても数年前から導入し、監査ノウハウの蓄積を図るとともに、監査現場、法人事務所をはじめとするどのような場所でも通信回線を使用して業務を遂行することができる環境を整備しています。

このようにオフィスの外部でパソコン等を使用して業務を行う必要性が増している状況を踏まえ、業務の効率化と万全のセキュリティ対策の双方を目的として、職員に貸与しているPCをVDI化する計画を進めています。VDIとは、PCにデータを保存せず、重要なデータを全てサーバー上の仮想デスクトップに保存することにより、クライアントに係る情報等は法人管理のデータセンターのサーバー上に集中的に保存・管理し、ネットワーク経由で閲覧する情報インフラのことです。これにより、情報セキュリティが格段に強化されるとともに、各種先進的アプリケーションを駆使した業務の効率化も併せて実現することが可能になります。年初からパイロット導入を開始し、今年の9月に法人全体での展開を完了する計画です。

VDI導入のメリットは、以下のとおりです。

1)業務アプリケーションのパフォーマンス向上

集約されたデータは専用サーバーで処理されるため、eAudITやCAAT等の高負荷処理は、PCで処理するよりもパフォーマンスが向上します。また、他のシステムも同一のデータセンター内にあるため、サーバーとのアクセスも高速化され、業務全体のパフォーマンスが向上します。

2)情報セキュリティ強化

VDIは、ユーザPC環境とそのデータをサーバーに集約してネットワーク経由で閲覧する方式であるため、データがPC内に保存されることはありません。PCのハードディスクの破損等の物理障害、PCの紛失、盗難等のセキュリティ事故発生時における重要データの紛失・漏洩を完全に防ぐことができます。

3)マルチデバイスの利用環境

サーバー上に職員が持つPCのデータが集約されるため、特定の端末に依存せずにKPMGのPC環境であるグローバルデスクトップを使用することが可能になります。そのため、外出先でiPadのようなタブレットを使用したり、自分のPCを使用したBYODの推進など柔軟な対応が可能になり、それらも段階的に導入していく予定です。また、大規模災害に対するBCPの高度化にも繋げていきます。

上記の改善を実効的なものにしていくためには、クライアントにおける高速通信環境が必要となりますので、今後はクライアントの皆様にもご理解と環境整備のご協力をお願いする方針です。

*BYOD:Bring Your Own Deviceの略。従業員が個人保有の情報端末等を職場に持ち込んで、業務で利用すること。

*BCP:Business continuity planningの略。事業継続計画と呼ばれるもので、地震、火災、新型インフルエンザ、大規模なシステム障害等、不測の事態が発生した際に事業の継続や早期復旧を図るための対応計画のこと。

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