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モバイル・クラウド時代のITガバナンス

モバイル・クラウド時代のITガバナンス

「海外子会社こそクラウドを活用」連載第3回。海外子会社が個々に情報システムを導入してしまう事態に歯止めをかけ、ITガバナンスと情報セキュリティの確保を目的に、本社がリード役となって統一的なSaaS型統合基幹業務システム(ERP)を導入します。

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クラウド時代に適したSaaS型ERP

クラウド時代が訪れるまで情報システムは企業内に閉じていたことから、ITガバナンスは企業単位で効かせることができていたと言えます。しかし、モバイル・クラウド時代となった今、情報システムは企業内外に分散管理され、ITガバナンスをどのように担保していくかが企業の喫緊の課題となっています。
昨今、クラウド時代に適したSaaS型ERPを海外子会社に統一して採用するという考え方が注目されています。海外子会社全体で、あるいは地域単位(北米、EU、中国等)で統一的なSaaS型ERPを採用し、本社で管理可能な情報システムを配置しようというものです。

海外子会社の情報システム導入の注意点

ここで留意すべき点が2つあります。1つ目は、海外子会社が情報システムを導入する際、本社からけん制をかけられる形にしておくことです。本社が積極的に海外子会社をリードし、最終的な情報システムの採用権限については本社で留保する、あるいは本社から注文を付けることができる権限を留保しておくことが重要です。
2つ目は、SaaS型ERPの採用は「外部委託」に該当する点です。委託元から委託先へのガバナンスを担保できるよう、委託先評価の判断基準として「受託業務に係る内部統制の保証報告書(SOCR)」の利用も検討することが有用です。

SaaS型ERPでガバナンスを統一

執筆者

KPMGコンサルティング株式会社
シニアマネジャー 酒井 秀樹

日経産業新聞 2017年10月25日掲載(一部加筆・修正しています)。この記事の掲載については、日本経済新聞社の許諾を得ています。無断での複写・転載は禁じます。

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