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IAISが活動ベースのシステミックリスク評価手法のコンサルテーションペーパーを公表

IAISが活動ベースのシステミックリスク評価手法のコンサルテーションペーパーを公表

2017年12月8日、保険監督者国際機構(IAIS)は、「活動ベースのシステミックリスク評価手法」に関する中間コンサルテーションペーパーを公表しました。意見募集の締切は、2018年2月15日となっています。

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概要

IAISが2017年12月8日に公表したコンサルテーションペーパーは、「活動ベースのシステミックリスク評価手法」の開発について情報提供すること、IAISが提案する方針のフィードバックを得ることを目的としています。本コンサルテーションペーパーでは、確定的な提案はしておらず、この点は2018年に実施される次のフェーズの対象となる見込みです。

IAISは、この中間コンサルテーションで寄せられた意見を基に、保険セクターにおける潜在的なシステミックリスク活動に対処するための政策措置の開発、および、システム上重要な保険会社(G-SIIs)の特定のための評価手法の見直しを行い、2018年末までに最終提案に関する第2回コンサルテーションを開始する予定です。

活動ベース評価手法の特徴

法人ベース評価手法と比較すると、活動ベース評価手法は、単一の企業が直面するリスクではなく、業界全体として多くの企業が直面し得るリスクに着目している点が特徴です。
法人ベース評価手法では、企業の破綻は分析の必須条件で、すべてのエクスポージャーと活動の総計をシステミックリスクの評価基準としていますが、活動ベース評価手法では、各企業の破綻や経営不振とは関係なく、業界全体としてシステミックリスクを評価します。
また、システミックの懸念を払拭する観点から、法人ベース評価手法ではシステミックに関連すると特定した金融機関に対して政策措置の適用が求められますが、活動ベース評価手法においては、原則として潜在的にシステミックリスクを有する活動に対して広範に政策措置を適用します。

活動ベース評価手法のロードマップ

今後、IAISは、以下の4つのステップを踏んで、活動ベース評価手法の政策措置の策定を進める見込みです。

  • ステップ1:
    保険会社が従事する活動の中で、世界経済の安定を潜在的に脅かす可能性のある活動(潜在的にシステミックリスクを有する活動)の特定
  • ステップ2:
    ステップ1で特定された活動に起因するシステミックリスクに対処し得るIAISの政策措置の評価として、「保険基本原則(ICPs)」、「保険資本基準(ICS)のVersion 1.0を含む国際的に活動する保険グループ(IAIGs)の監督のための共通の枠組み(ComFrame)」、「G-SII政策の枠組み」におけるシステミックリスクの取扱いを整理
  • ステップ3:
    IAISの既存の政策措置では十分に緩和されない活動に関連するリスクの特定(関連する監督ツールが不十分であるか否かを判断するギャップ分析を含む)
  • ステップ4:
    ステップ3で特定されたリスクに対処し得る政策措置の策定

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