変化し続ける破壊的テクノロジー 2017(第1部) 世界に広がるイノベーション・ハブ
シリコンバレーに続くイノベーション・ハブとしての地位確立を志向する国や地域におけるエコシステムや政府による支援・奨励策の動向などについて解説しています。
シリコンバレーに続くイノベーション・ハブとしての地位確立を志向する国や地域におけるエコシステムや政府による支援・奨励策の動向などについて解説しています。
Article Posted date
06 September 2017
先端テクノロジー、人材の集積、資本の移動とともに、世界の市場構造と地理的情勢が大きく変容する中、中国の台頭に象徴されるように、西洋から東洋へのシフトが進みつつあります。一方で、テクノロジー分野におけるイノベーションと産業創造を牽引してきた米国シリコンバレーは、今もなお世界中のイノベーターたちにとっての模範的存在であることに変わりはありませんが、近年、米国内の他の都市や、米国以外の地域・国・都市においても、イノベーション・ハブが急速、かつ力強く成長してきています。
これら新興のイノベーション・ハブにおいては、スタートアップ企業の創業とテクノロジー・イノベーションを加速する新たなエコシステムの確立に向けた投資が継続的に行われ、民間企業によるイノベーションを加速するためのインセンティブ政策が実行され、それぞれの地域・国・都市ごとに個性のあるイノベーション・トレンドが生み出されています。
テクノロジー・イノベーションの影響力が全産業に波及する中、国境や業界の垣根を越えた協業やパートナーシップの重要性が高まっています。本レポートが、破壊的テクノロジーの利活用による新たな価値の創造や、事業変革を進める際の一助となることを期待しています。
内容
- はじめに
- 堅調な成長を続ける世界のイノベーション・エコシステム
- イノベーション経営の動向
- 主要各国・地域のイノベーション動向
(オーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、インド、アイルランド、イスラエル、日本、韓国、ロシア、シンガポール、南アフリカ、台湾、英国、米国) - まとめ
- 調査概要