製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの盲点 | KPMG | JP

製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの盲点

製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの盲点

近年製造業ではIoT(Internet of Things)の推進による効率化が注目され、製造業においては製品や機械をインターネットに繋げることでデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいます。

関連するコンテンツ

IoTによってモノの情報は整形されたデータ(形式知化されたデータ)として自動収集され、データ分析を行うことによってコストやリードタイムの削減といった効率化に寄与していますが、改善の流れから取り残された重要な要素として、「人」の存在があります。人の経験則で行われているケースを分析可能な形式知に変換し、データ分析の高度化を進めることが重要です。また、次世代のユーザー・インターフェース、あるいはユーザー体験型インターフェースとして期待される、AR(拡張現実)/MR(複合現実)/VR(仮想現実)を搭載したウェアラブル・デバイスを用いることで、形式知化した情報(データ)をさらに高度に活用することが可能となり、製造現場の働き方や経営者の意思決定スタイルの変革に寄与すると考えます。

本稿では、製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの盲点と、さらなる高度化のための方策について解説します。

ポイント

  • 現状の製造業におけるデジタルトランスフォーメーション施策としてIoTへの取組み事例が増えているが、製造プロセスの「製造」領域内(主に工場)のデジタル化に留まっており、さらなる高度化の余地を残している。
  • 企画業務はもとより、研究や製品の設計・開発、品質管理等の領域といった、人の暗黙知によって業務が推進されている領域にも目を向けるべきである。
  • 暗黙知を形式知として転換したうえで、次世代UI/UXデバイスやAIを活用し、データ活用の高度化に取り組んでいくことが、真のデジタルトランスフォーメーション実現にあたってのポイントである。

内容

  1. 製造業におけるデジタルトランスフォーメーションの実態
    1. IoTによる工場の稼働率や生産性が向上
    2. 人の知が集約されていない点がIoT 導入にあたっての盲点
  2.  暗黙知を形式知化
    1. 人の経験則に頼った業務に起因する潜在的リスク
    2. 暗黙知を形式知化して企業資産として活用
  3.  真のデジタルトランスフォーメーションに向けた次世代UI/UXデバイスの活用
    1. 暗黙知を形式知に転換しデータ活用を高度化させる次世代UI / UXデバイス
    2. 現場作業におけるデータ活用高度化
    3. データ活用の高度化による経営者の意思決定改革
  4.  実現のためのリファレンスアーキテクチャ
  5.  最後に

執筆者

KPMG コンサルティング株式会社
Advanced Innovative Technology
シニアマネジャー 山本 直人
マネジャー Hyun Baro
コンサルタント 村上 まり子

マネジメントコンサルティング

マネジメントコンサルティング

戦略からITまで、様々な企業変革とプロジェクトの実行をサポートします。

お問合せ

 

RFP(提案書依頼)

 

送信