IAISが「ICP13改定のコンサルテーション・ペーパー」を公表 | KPMG | JP

IAISが「ICP13改定のコンサルテーション・ペーパー」を公表

IAISが「ICP13改定のコンサルテーション・ペーパー」を公表

2017年6月1日、保険監督者国際機構(IAIS)は、保険基本原則(ICPs)のICP13(再保険及びその他リスク移転)の改定にあたってコンサルテーション・ペーパーを公表しました。意見募集の締切は2017年7月31日となっています。

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ICPsの概要と改定の背景

ICPsはIAISが策定する国際的な保険規制のフレームワークです。ICPsはハイレベルな原則ベースの基準であり、IAISのメンバーは、自国の監督フレームワークにICPsを組み入れることが期待されています。現在のICP13は2011年に策定されたものです。
今回の改定は、2016年に実施されたピアレビューに基づいて再保険タスクフォースによりICP13のレビューが行われ、再保険市場や監督実務の発展等を反映して見直しが行われました。また、今回のコンサルテーションは2015年9月にIAISが採用したテーマ別アプローチ(テーマ別に、ICPs・ComFrame・グローバルにシステム上重要な保険会社グループ(G-SIIs)パッケージの3階層の規制を、横断的に開発を行うアプローチ)に基づくものでもあります。

改定概要

コンサルテーション・ペーパーで提案されている新たなステートメント(Statements)及び基準(Standards)は以下の通りです。
ステートメント

  • ICP13:監督者は、保険者が再保険及びその他リスク移転の利用を効果的に管理することを求める。監督者は、その管轄地域に所在する再保険会社を監督するにあたって、再保険事業の特性を考慮する。

基準

  • ICP13.1:監督者は、出再者が事業に見合った再保険プログラムを持ち、そしてそれが全体的な引受戦略、リスク管理戦略及び資本管理戦略の一環であることを求める。
  • ICP13.2:監督者は、出再者が再保険の実施に関して有効な内部統制を構築することを求める。
  • ICP13.3:監督者は、出再者が再保険契約から生じるリスク移転の経済的影響を説明することを求める。
  • ICP13.4:国境を越えて再保険を購入する出再者を監督するにあたっては、監督者は再保険会社の管轄地域で行われている監督を考慮する。
  • ICP13.5:監督者は、出再者が流動性管理における再保険プログラムの影響を考慮することを求める。
  • ICP13.6:資本市場へのリスク移転が許されている管轄地域において、監督者は、そのようなリスク移転取引の構造及び運営方法を理解及び評価し、発生し得る問題に対処する。

なお、2017年3月のコンサルテーション・ペーパーでICPsに国際的に活動する保険グループ(IAIGs)の監督のための共通のフレームワーク(ComFrame)の関連する規定を統合することが公表されましたが、ICP13にはComFrame固有の規定はありません。

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