アクチュアリー会が標準生命表の改定案を公表 | KPMG | JP

アクチュアリー会が標準生命表の改定案を公表

アクチュアリー会が標準生命表の改定案を公表

2017年3月31日、アクチュアリー会は、2018年度に適用される標準生命表の改定案を公表しました。アクチュアリー会はこの改定案について意見を募集しており、その期限は2017年4月21日となっています。

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1.改定の背景及び概要

標準生命表は保険業法第116条第2項で規定されている標準責任準備金の計算基礎の一つとして、告示においてアクチュアリー会が作成し金融庁長官が検証することと規定されています。今回の改定案は、標準生命表2007が策定されて以降、生命保険会社の経験死亡率および国民死亡率が改善傾向を示し続けていることを受けてアクチュアリー会が作成したものです。

今回の改定では、

  • 標準生命表2007のうち、死亡保険用及び第三分野保険用の生命表を改定する
  • 年金開始後用の生命表は引き続きそのまま適用する

とされています。年金開始後用については、現行の標準生命表においても健全性が確保されることから、標準生命表2007(年金開始後用)を引き続き使用することが適当であると判断されています。

2.作成方法の変更点

生命表作成方法の、標準生命表2007からの主な変更点は以下の通りです。

 

死亡保険用
1)基礎データ
1999~2001(3観察年度)の経験データから、2008,2009,2011(3観察年度)の経験データに変更(2010観察年度は東日本大震災の影響が大きいため除外)
2)截断年数
選択効果を排除するための截断年数の上限を5年から10年に変更
3)適用年までの死亡率改善の反映
基礎データの年度から適用年までの死亡率改善を新たに反映
基礎データの年度から国民表の実績が判明している2015年までの期間を5年間とし、男子が年2.5%、女子が年2.0%で改善、それ以降の期間を3年間として年1.0%改善
4)生命表の最終年齢
男子は107歳から109歳に引上げ、女子は110歳から113歳に引上げ

 

第三分野保険用
1)基礎データ
1999~2001(3観察年度)の経験データから、第21回生命表(2010年)に変更
2)適用年までの死亡率改善の反映
死亡保険用と同じ
3)生命表の最終年齢
男子は109歳から116歳に引上げ、女子は111歳から118歳に引上げ

3.改定後生命表における死亡率

死亡保険用
改定案では現行対比で、年齢調整死亡率(全年齢の死亡率を基準となる年齢構成に従って平均したもの)が男子は5.70‰から4.31‰に低下、女子は3.20‰から2.72‰に低下しています。
また平均寿命については、男子は78.24歳から80.77歳、女子は84.94歳から86.56歳に上昇しています。

 

第三分野保険用
年齢調整死亡率が男子は4.38‰から3.43‰に低下、女子は2.22‰から1.75‰に低下しています。
また平均寿命については、男子は81.15歳から83.47歳、女子は87.83歳から89.59歳に上昇しています。

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