IPO Monthly Report (2016年12月) | KPMG | JP

IPO Monthly Report (2016年12月)

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2016年12月のIPO市場の動向をまとめたレポートをお届けします。

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概況

2016年12月の月間新規上場会社数は、前年同月比4社減の14社となりました。これで、2016年通年の新規上場会社数は83社(前年比9社減)となりました。

12月の株式市場は、日経平均株価が、月間で約806円(約4.4%)上昇し、3ヶ月連続の大幅高となりました。米国の大規模なインフラ投資や減税等の景気刺激策への期待の高まりから、世界的にインフレ期待が高まり、海外投資家を中心にリスクオンの姿勢が強まりました。月半ばには米国連邦公開市場委員会(FOMC)で、2017年の利上げ回数見通しが2回から3回へ引き上げられ、日米金利差の拡大によるドル高・円安への見通しが強まりました。日本の株式市場では、ドル高・円安による企業業績への期待に加え、安倍政権の長期安定性が評価され、日経平均は年初来高値を更新し、年間の終値ベースでも5年連続の上昇となりました。

そのような市場環境のなか、14社の新規上場が行われました。まず、12/7、マザーズに上場したイントラストは、家賃債務保証を中心に保証サービスを展開しています。個社ごとに商品をカスタマイズすることで、提携する大手不動産管理会社が販売する同社の商品比率は高まり、入居審査などの関連業務ソリューションを拡充しストック型の売上比率を高めていることが強みです。介護や医療分野にも保証サービスを展開しています。こちらの初値は公募価格を約35.6%上回りました。次に、12/15、マザーズに上場したMS-Japanは、会計・法律分野等の士業と経理・財務等の管理部門に特化した人材紹介事業を展開しています。会計事務所や金融機関等とのネットワークを構築し、各社の顧問先や投資先企業における人材採用やM&A仲介ニーズも獲得しています。こちらの初値は公募価格を約5.8%上回りました。続いて、12/16、マザーズに上場したシンシアは、同社と連結子会社3社により構成され、使い捨てコンタクトレンズの製造・販売を展開しています。カラーコンタクトレンズを中心に複数の自社ブランドを保有し、香港、台湾の子会社を中心にアジアでの販売を展開し、他社へのOEM製造にも注力しています。こちらの初値は公募価格を約7.1%下回りました。さらに、12/19、東証二部に上場した船場は、同社と連結子会社7社から構成され、商業施設や専門店の企画、設計、施工等を展開しています。商圏の市場調査からテナントのアレンジ、建設後の管理・運営まで提供しています。香港、台湾等の子会社では、日系商業施設の案件を受注しています。こちらの初値は公募価格を約7.5%下回りました。最後に、12/27、ジャスダックに上場したティビィシィ・スキヤツトは、美容サロン向けにPOSレジと連携した顧客や販売の管理システムを開発、販売しています。顧客の来店履歴、商品購買歴等を記録・分析し、スマートフォンの会員アプリ等と連動することでリピート顧客の来店促進を支援しています。こちらの初値は公募価格を約221.4%上回りました。

内容

  1. IPO社数と月別推移
  2. IPOカレンダー(12月)
  3. 月間IPO概況
  4. 月間新規上場会社概要

≪参考≫IPOデータ

新規上場会社売上高の推移

新規上場会社経常利益の推移

新規上場会社資金調達額の推移

新規上場会社初値時価総額の推移

IPO Monthly Report

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