IPO Monthly Report (2016年10月) | KPMG | JP

IPO Monthly Report (2016年10月)

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2016年10月のIPO市場の動向をまとめたレポートをお届けします。

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目次

  1. IPO社数と月別推移
  2. IPOカレンダー(10月)
  3. 月間IPO概況
  4. 月間新規上場会社概要

≪参考≫IPOデータ

新規上場会社売上高の推移

新規上場会社経常利益の推移

新規上場会社資金調達額の推移

新規上場会社初値時価総額の推移

月間IPO概況

2016年10月の月間新規上場会社数は、前年同月比1社増の6社となりました。これで、2016年1~10月の新規上場会社数は62社(前年比5社減)となりました。

10月の株式市場は、日経平均株価が、月間で約975円(約5.9%)上昇し、今年7月以来の大幅高となりました。前月以降、世界的に長期金利が上昇していますが、その背景として、直近の原油価格の上昇に加えて、石炭や鉄鉱石等の鉱物資源価格の上昇が期待インフレをもたらす展開となっています。米国では、さらに雇用環境の改善が進み、年内の利上げ観測の確度が高まっていることを受けて、ドル円相場は、月末には105円半ばまで円安ドル高が進み、投資家のリスク許容度が一段と高まりました。

そのような市場環境のなか、6社の新規上場が行われました。まず、10/17、東証二部に上場したマーキュリアインベストメントは、同社と連結子会社6社で構成され、国内外の投資家から資金を調達し組成したファンドを通じて運用を行い、自己資金でも投資事業を展開しています。クロスボーダーをコンセプトにベンチャーやバイアウト投資等を行う事業投資と不動産やインフラ投資等を行う資産投資を行っています。投資対象の発掘、モニタリング、投資回収等の管理運営業務を行うことでファンドより管理報酬を獲得し、投資採算等に応じて成功報酬を得ています。こちらの初値は公募価格を約4.1%下回りました。次に、10/21、マザーズに上場したユーザベースは、同社と連結子会社4社で構成され、世界200ヶ国以上をカバーした企業・業界分析等を行う情報プラットフォーム「SPEEDA」とソーシャル機能を兼ね備えた経済ニュース配信プラットフォーム「NewsPicks」を展開しています。「SPEEDA」は投資銀行、事業会社等を顧客として2016年6月末時点で1,393の契約ID数を保有します。「NewsPicks」は各メディアのニュースに加え、同社が独自に取材・編集した記事を提供しています。会員ユーザー数は2016年6月末時点で約149万人にのぼり、その内、約1.9万人が有料会員数です。こちらの初値は公募価格を約15.9%上回りました。最後に、10/25、東証一部に上場した九州旅客鉄道は、同社と連結子会社41社で構成され、九州全域で運輸サービス、建設、駅ビル・不動産、流通・外食等の事業を展開しています。運輸サービスでは、九州新幹線をはじめとした合計22路線の鉄道やバス事業などを運営し、駅ビル・不動産事業では、同社が保有する駅ビルやオフィスビルの管理運営、不動産販売業等を行っています。セグメント別の業績内訳をみると、2016年3月期では運輸サービスが売上高の約47.9%を占めていますが、駅ビル・不動産事業が、営業利益の約97.8%を占めています。こちらの初値は公募価格を約19.2%上回りました。

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