会計基準Digest 会計基準を巡る動向 2016年8月号 | KPMG | JP

会計基準Digest 会計基準を巡る動向 2016年8月号

会計基準Digest 会計基準を巡る動向 2016年8月号

会計基準Digestは、日本基準、修正国際基準、IFRS及び米国基準の主な動向についての概要を記載したものです。

関連するコンテンツ

四色のリンゴ

1. 日本基準

法令等の改正

リストリクテッド・ストックの割り当てを第三者割当の定義から除外するための企業内容等の開示に関する内閣府令の改正を公表

平成28年8月19日に企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令が公布され、改正案に対するパブリックコメントの結果が公表された。本内閣府令により、株式報酬として一定期間の譲渡制限が付された現物株式(いわゆるリストリクテッド・ストック)の割り当てをする場合に、役員等に対する報酬の支給の一種であることに鑑み、ストックオプションの付与と同様に、第三者割当の定義から除外し、有価証券届出書における「第三者割当の場合の特記事項」の記載を不要とする改正等が行われた。これは、「日本再興戦略」改訂2015において、コーポレートガバナンスの強化に関する施策の一環として、経営陣に中長期の企業価値創造を引き出すためのインセンティブを付与することができるよう株式による報酬、業績等の柔軟な活用を可能とするための仕組みの整備等を図ることとされたことを受けたものである。なお、パブリックコメントによる改正案の変更はない。

当該内閣府令は、平成28年9月1日施行とする事項を除き、同年8月19日付けで施行されている。
 

あずさ監査法人の関連資料
会計・監査ニュースフラッシュ(2016年8月22日発行)

会計基準等の公表(企業会計基準委員会(ASBJ))

最終基準
該当なし

公開草案
該当なし
 
日本基準についての詳細な情報、過去情報は あずさ監査法人のウェブサイト(日本基準)

2. 修正国際基準

会計基準等の公表(企業会計基準委員会(ASBJ))

最終基準
該当なし


公開草案
該当なし


日本基準についての詳細な情報、過去情報はあずさ監査法人のウェブサイト(修正国際基準)

3. IFRS

会計基準等の公表(国際会計基準審議会(IASB)、IFRS解釈指針委員会)

最終基準
該当なし


公開草案
該当なし


IFRSについての詳細な情報、過去情報はあずさ監査法人のウェブサイト(IFRS)

4. 米国基準

会計基準等の公表(米国財務会計基準審議会(FASB))

最終基準(会計基準更新書(Accounting Standards Update; ASU))
ASU第2016-15号「キャッシュフロー計算書:特定の現金収入及び現金支出の分類」を公表(2016年8月26日 FASB)

本ASUは、特定の現金収入および現金支出のキャッシュフロー計算書上の表示・分類における実務上のばらつきを軽減することを目的に、企業結合後に行われた偶発対価の支払いや、持分法適用会社から受け取る配当などの8つの分類上の論点について、ガイダンスを提供するものである。

本ASUは遡及的に適用する。ただし、特定の論点について遡及的に適用することが実務上困難である場合には、実務上可能な最も早い日から将来に向かって適用する。

本ASUは、公開会社の場合、2017年12月16日以降に開始する事業年度及びその期中報告期間から適用される。早期適用も認められる。
 

あずさ監査法人の関連資料
あずさ監査法人はこのASU案に関するDefining Issuesを近日中に公表する予定である。


公開草案
「財務報告に関する概念フレームワーク 第7章『表示』」の公表(2016年8月11日 FASB)

本公開草案は、財務会計概念書第8号「財務報告に関する概念フレームワーク」のうち第7章「表示」について提案するものである。これに伴い、財務会計概念書第5号「営利企業の財務諸表における認識と測定」における表示関連の記述を廃止することを提案している。

本公開草案の主なポイントは以下のとおりである。

  • 財務諸表利用者の意思決定は企業の将来キャッシュフローに関する評価に主に依存することから、当該評価の基礎の形成に役立つ上で財務諸表に表示される情報がどのような特徴を有すべきかについて提案している。
  • 表示科目や小計及び合計を設定する際の重要な考慮事項について提案している。表示科目は可能な限り同質な要素で構成されることが非常に重要であると提案している。
  • 各財務諸表は相互に強く関連するものであり、損益・キャッシュフローの状況とその結果としての資産・負債・資本の変動とは、財務諸表上で明らかにされるべきであると提案している。

コメントの締切りは2016年11月9日である。
 

あずさ監査法人の関連資料
あずさ監査法人はこのASU案に関するDefining Issuesを近日中に公表する予定である。

INFORMATION

意見募集「アジェンダ・コンサルテーション」を公表(2016年8月4日 FASB)

FASBは、2016年8月4日、意見募集「アジェンダ・コンサルテーション」を公表した。本意見募集は、今後、FASBがアジェンダへの追加を検討すべき財務会計及び財務報告の潜在的なトピックについてのフィードバックを募集するものである。また、本意見募集には、以下のエリアに関する潜在的な課題及び可能な解決策が含まれている。

  • 無形資産(研究開発を含む)
  • 年金制度及びその他の退職後給付制度
  • 負債と資本の区別
  • 業績とキャッシュフローの報告(損益計算書、セグメント情報、その他の包括利益及びキャッシュフロー計算書を含む)

FASBは、以下についてフィードバックを求めている。

  • 本意見募集に記載された財務報告の課題は、重要な改善が見込まれるエリアであるか
  • 各課題に対処する優先順位
  • 各課題に対処するためにFASBがとるべきアプローチ
  • 本意見募集に記載されていない財務報告のその他の主要なエリアに、FASBがアジェンダに加えることを検討すべきものはあるか

コメントの締切りは2016年10月17日である。
 

あずさ監査法人の関連資料
あずさ監査法人はこのASU案に関するDefining Issuesを近日中に公表する予定である。
 

米国基準についての詳細な情報、過去情報はあずさ監査法人のウェブサイト(米国基準)

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