スタジアム開発における会計専門家の役割 | KPMG | JP

スタジアム開発における会計専門家の役割

スタジアム開発における会計専門家の役割

あずさ監査法人のスポーツアドバイザリー室で提唱しているスタジアム開発プロジェクトのロードマップは「プロジェクトビジョンの構築」、「計画と実現可能性調査」、「許認可取得と設計」、「建設」、「運営」の5フェーズに分かれておりますが、我々のような会計専門家が主に支援できるフェーズは「プロジェクトビジョンの構築」、「計画と実現可能性調査」、「運営」の一部であると考えています。

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新スタジアムを建設するときに特に重要となるのは、「プロジェクトビジョンの構築」と「計画と実現可能性調査」フェーズ内での作業となるスタジアムコンセプトの策定であると言えますが、このコンセプトが適切に決まらないうちにフェーズを進めていってしまうと、地域住民や利用者(クラブチーム等)、地方自治体などの利害関係者のニーズにそぐわないスタジアムとなってしまう恐れがあります。
一方、スタジアムコンセプトの策定段階から専門家も含めたスタジアム開発プロジェクトの関係者が携わり専門知識を出し合うことでコンセプトを策定すると、より使いやすく、より収益が見込めるスタジアムを開発することができると考えられます。
これからのスタジアムはコストセンターからプロフィットセンターに変わっていくことが重要であり、今後は「収益を生み出すスタジアム」の開発が期待されています。

なお、本文中の意見に関する部分については、筆者の私見であることをあらかじめお断りいたします。

ポイント

  • スタジアムコンセプトはスタジアム開発プロジェクトの全てのフェーズに関係し、スタジアム開発が成功するか否かについては、スタジアムコンセプトの策定が大きな影響を及ぼすと言える。
  • クラブチーム等の利用者と地方自治体等の所有者の双方の視点から新スタジアムを建設する必要性やメリットを基にして、スタジアムの規模や利用目的を決めていく必要がある。
  • 新スタジアムを建設する経済効果を試算するだけでなく、その経済効果を実現するための課題やリスク、対応策の検討に加えて、新スタジアム建設後の運営面の収支の試算も持続可能性のあるスタジアムを開発するうえで重要である。

内容

I. スタジアムコンセプトの策定

II. 現状分析とコンセプト取りまとめ

III. 経済効果の試算

執筆者

有限責任 あずさ監査法人
スポーツアドバイザリー室
室長 パートナー 大塚 敏弘
スポーツ科学修士 得田 進介

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