
4月15日、経済協力開発機構(OECD)は、すべての国・地域が税の透明性に関する基準を実施に移す必要があることを主張し、あらゆる国・地域が早急にグローバルな税の透明性に関する基準を承認し実施することを推進するためにG20が追加措置をとることを提案する報告書を、G20各国政府の財務大臣に提出しました。
OECDのプレスリリースに記載の通り、OECD事務総長名による上記報告書では、2017年のG20首脳会議までに、要請に基づく税の情報交換に関する既存基準の完全な実施が最優先事項とされています。
OECDは、税の情報交換に関する法制・執行に関して、以下の調査結果を報告しています。
現在98の国・地域が、2014年にG20で採択され、2017~18年に導入が予定されている自動的な情報交換(AEOI)に関する共通報告基準(CRS)を導入することを約束しています。
上記のOECD報告書では、
OECDはまた、実質的支配者情報の自動的交換に係る基準を作成するために、G5(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、及び英国)の財務大臣によって公表されている提案を含む、その他のイニシアチブを支援する用意があると述べています。