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仮想知的労働者(Digital Labor・RPA)が変える企業オペレーションとホワイトカラーのあり方

仮想知的労働者(Digital Labor・RPA)が変える企業オペレーションとホワイトカラーのあり方

連日、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)に関する記事や話題を新聞・雑誌及びカンファレンス等で目や耳にすることが多くなり、SF映画さながらの様相を呈しております。そのなかでも工場を初めとする製造現場においては、センサー技術や機械学習等を活用したインダストリー4.0の取組みが先日開催されたダボス会議においても議論されており、現実味を帯びています。

執筆者

パートナー デジタルレイバー&トランスフォーメーション統括

KPMGコンサルティング

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一方で、事務処理を中心としたホワイトカラーの領域では、「人工知能の出現でホワイトカラーの業務がなくなる」とリアリティに欠けたホラーストーリーとして語られることが多く、まだ先の話と考えている方も多いと思います。

欧米及び一部の先進的な取組みを実施している企業においては、この認知技術を活用し、企業業務の生産性を飛躍的に高める取組みが既に始まっており、RPA(Robotic Process Automation)と呼ばれています。RPAは人間の労働者の補完という意味で、仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われます。

このRPAは、今までコスト削減や品質・生産性向上の一環として実施されていたアウトソーシングやシェアードサービス及びIT導入の取組みを大幅に発展させるものであり、今後の変革の取組みにおいてはRPAの理解が必須になります。

本稿においては、RPAの歴史と概要、RPAがもたらす変革、また、事例を踏まえた示唆について解説します。

ポイント

  • AI等の認知技術を活用したRPAによる業務の効率化・自動化は、今後確実に企業内に浸透していく。
  • RPAには3つの段階があり、段階1では今まではコスト効率の制約で自動化できていなかった定型作業も低コストで自動化できるため、海外企業では実際に導入し効果を創出し始めている。
  • AI等の認知技術により作業の自動化のみならず自律的なプロセス改善も自動で実施する段階3も、5年以内には企業業務に広がることが想定される。
  • RPAによりバックオフィス業務のコストがさらに下がり、品質が向上するため、内製/外部委託の判断基準が変わることが想定され、企業のソーシングモデルを今一度見直すタイミングである。
  • RPAの導入に伴う業務内容の高度化により、バックオフィスの人材に必要なスキルセットも大きく変わることが想定され、人財再配置も含め見直すべきである。
  • RPAの能力は経験値により向上していくため、導入企業においては早期かつ積極的に業務に取り入れていくべきである。

内容

  1. RPA(Robotic Process Automation)とは何か
    1. RPAを生んだ業務変革の歴史
    2. RPAの概要
    3. RPAと親和性の高い業務
  2. RPAがもたらす業務へのインパクト
    1. RPAの進化
    2. 企業へ与えるインパクト・適応領域の変革イメージ
    3. BPO 業界へのインパクト
  3. 現時点におけるRPA適用事例
    1. なぜ、RPAを活用するのか
    2. RPA 適用後の業務と効果
    3. RPA 導入に際してのポイント
  4. 導入アプローチ
  5. おわりに

執筆者

KPMGコンサルティング株式会社
SSOA(シェアードサービス・アウトソーシングアドバイザリー)
パートナー  田中 淳一
ディレクター 田邊 智康
マネジャー  張 駿宇
マネジャー  福田 尚冬

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