IASB公開草案「IFRS第9号『金融商品』とIFRS第4号『保険契約』の適用(IFRS第4号の改訂案)」概要 | KPMG | JP

IASB 公開草案「IFRS第9号『金融商品』とIFRS第4号『保険契約』の適用(IFRS第4号の改訂案)」の概要

IASB公開草案「IFRS第9号『金融商品』とIFRS第4号『保険契約』の適用(IFRS第4号の改訂案)」概要

国際会計基準審議会(IASB)は、2015年12月9日に公開草案(ED/2015/11)「IFRS第9号『金融商品』とIFRS第4号『保険契約』の適用(IFRS第4号の改訂案)」(以下「本公開草案」という)を公表しました。

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本公開草案は、IFRS第9号の適用日と新しい保険契約の会計基準の適用見込日が異なることに関する市場関係者の懸念に対処したものであり、現行IFRS第4号を改訂し、IFRS第9号の適用に関する例外的な取扱いを認めるものです。本稿では、このIFRS第4号改訂案の概要について解説します。

ポイント

  • 本公開草案は、現行IFRS第4号を改訂し、以下の規定を導入することを提案している。
    • 保険契約を発行することが支配的活動(predominant activity)である企業に対し、IFRS第9号の適用を一時的に免除する(IFRS第9号の一時的免除)。
    • IFRS第4号の適用範囲に含まれる契約を発行する企業に対して、保険事業に関係する適格金融資産から生じる利得または損失の一部を当期純利益からその他の包括利益に振り替えることを認める(上書き(overlay)アプローチ)。
  • ただし本稿公開草案は、IFRS初度適用企業については、IFRS第9号の一時的な適用免除および上書きアプローチのいずれも適用禁止とすることを提案している。
  • IFRS第9号の一時的免除および上書きアプローチの双方とも、新しい保険契約の会計基準が適用になった段階で廃止されるほか、IFRS第9号の一時的免除については新しい保険契約の会計基準の適用前であっても2021年以降は廃止することを提案している。

内容

  1. 公開草案の背景 - IFRS第9号の適用に伴う保険者への影響
  2. 公開草案の内容
    1. IFRS 第9号の一時的免除
    2. 上書きアプローチ
  3. 開示および表示
    1. IFRS第9号の一時的免除
    2. 上書きアプローチ
  4. 適用日・廃止日および移行措置
    1. 適用日と廃止日
    2. IFRS初度適用企業
    3. 移行措置
  5. おわりに

執筆者

有限責任 あずさ監査法人
金融事業部
シニアマネジャー 加賀 直樹

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