IPO Monthly Report (2015年12月) | KPMG | JP

IPO Monthly Report (2015年12月)

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2015年12月のIPO市場の動向をまとめたレポートをお届けします。

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月間IPO概況

2015年12月の月間新規上場会社数は、前年同月比10社減の18社となりました。これで、2015年通年の新規上場会社数は92社(前年比15社増)となりました。

12月の株式市場は、日経平均株価が、月間で約714円(約3.6%)下落しました。月前半は、中国の株式市場が落ち着きを取り戻してきたことや、米国の景気拡大による期待が高まり、日経平均株価は2万円近辺まで上昇する場面もありました。しかし、月後半に入り、中東での原油減産見送りの影響から、中国や欧州での景気減速による需要後退も相まって、原油価格が一段と下落する展開となり、今後の米国市場での影響を見極める動きから米国株式市場でも調整局面となり、日経平均株価は、月末終値ベースでは、3ヶ月ぶりに下落しました。

そのような市場環境のなか、まず、12/3、マザーズに上場したインベスターズクラウドは、自社開発したアパート経営プラットフォーム「TATERU」の運営を通じて、土地情報の提供から、デザインアパートの企画、施工、賃貸管理までワンストップサービスの提供を行っています。事業の特徴は、1.アドテクノロジーを駆使した集客によるインバウンドセールス、2.土地情報の入手とマッチング、3.デザインアパートの企画、施工、4.賃貸管理の4つの分野において、自社開発したシステムを構築・運用している点にあります。特に、同社が情報提供元より入手した約12,000件(2015年9月末時点)の土地情報とインバウンドセールスをマッチングさせることで、同社が土地を在庫として保有せずに収益を獲得できる取引モデルを継続的に成立させています。こちらの初値は公募価格を約93.3%上回りました。次に、12/9、マザーズに上場したラクスは、同社と連結子会社1社から構成され、主に中小企業向けにシステムをクラウド方式で提供するクラウド事業と、Java、Linux/Unixを中心としたWebシステムの開発やインフラ業務に強みを持つITエンジニアを派遣するIT人材事業を行っています。クラウド事業では、交通費・旅費・経費精算システム「楽楽清算」、問い合わせメール共有・一元管理システム「メールディーラー」、メール配信システム「配配メール」、Webデータベース「働くDB」等のクラウド方式によるシステムの開発から販売・保守を提供しています。また、IT人材事業では、Javaシステム開発とインフラ構築・運用の派遣サービスを行っています。こちらの初値は公募価格を約228.7%上回りました。最後に、12/16、東証一部に上場したツバキ・ナカシマは、同社と連結子会社14社から構成されており、精密球、ボールねじ、送風機の製造販売を、日本・米国・ポーランド・中国・インド・台湾等で行っています。鋼球事業では、様々な材質・サイズの2万種類を超える高品質精密球を製造販売しており、主にボールベアリングに使用されています。また、ボールペンのペン先ボールや光通信用のガラスボールのような非ベアリング用途も製造販売しています。こちらの初値は公募価格を約4.5%上回りました。

目次

  1. IPO社数と月別推移
  2. IPOカレンダー(12月)
  3. 月間IPO概況
  4. 月間新規上場会社概要

≪参考≫IPOデータ

新規上場会社売上高の推移

新規上場会社経常利益の推移

新規上場会社資金調達額の推移

新規上場会社初値時価総額の推移

IPO Monthly Report

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