「KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2016」サマリーレポート - 調査が明かす業界トレンド

「KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2016」サマリーレポート

「KPMGグローバル・オートモーティブ・エグゼクティブ・サーベイ2016」は、世界の自動車業界の現状と将来の展望を分析することを目的に、KPMGが毎年行っている調査です。17回目となる本調査では、調査対象者数は従来の4倍となる、世界38ヵ国の主要自動車関連企業のエグゼクティブ800名に加え、世界の消費者2,100名以上を対象にアンケートを行い、自動車関連業界の現状と動向をまとめました。

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本調査結果の概要は以下のとおりです。

1.2025年までの自動車業界の主要トレンド

前回と順位が大きく入れ替わり、コネクティッドカー技術が最も重要なトレンドとなった。ハイブリッド車、バッテリー式自動車という回答も大幅に増加した。

2.今後5年間で、破壊的なビジネスモデルの変化は訪れるか?

前回と比べて傾向が大きく変化し、今後5年間で大きなビジネスモデルの転換や破壊的な変化が起こりそうだという回答が8割を超える。

3.新技術をリードするのはどのOEMか?

2025年において、BMWとトヨタが自動運転および電気自動車の両分野においてリーダーになるであろうと予測されている。

4.自動車メーカーのビジネスモデルの変化

2025年において、自動車メーカーは単に自動車の製造・販売を行うだけでなく、新技術やサービスの外販も行うようになると考えられている。ただし日本の回答は、単なる自動車の製造・販売にとどまるとの見方が強い。

5.データ利用や、データ提供への対価

自動車業界のエグゼクティブの回答によると、自動車業界のバリューチェーンにおいてデータを「高度に利用している」と答えた割合は概ね3割程度にとどまる。日本の回答はさらに低く、2割程度である。

現在の自動車産業のバリューチェーンにおいて、どの程度データの活用が行われているか?

※各領域について、データを「高度に利用している」と選択した回答者の割合

自動車業界のエグゼクティブの32%が自動車メーカーが消費者から最も信頼されるようになると考えているのに対して、消費者調査の結果では、半数以上が「自分以外は信用しない」と回答している。

自動車から生成されるデータの所有者として、消費者が最も信用するようになるのはどのプレーヤーか?

消費者調査の結果では、データ提供への対価として直接の金銭的メリットを求める人が最も多いことから、自身の生み出すデータの価値をよく理解していることがうかがえる。

顧客に提供するようになる可能性があると思われる、データ提供への対価

6.投資の優先度

今後5年間のパワートレイン技術の投資先として、ハイブリッド電気自動車がトップとなっている。グローバルの結果と比較して、日本ではレンジエクステンダ付きバッテリー式電気自動車や内燃機関の小型化への投資が少ない傾向にある。

今後5年間の、パワートレイン技術の投資先

7.新たな取り組みを試行する国

新製品やイノベーションを初めて試す国として、グローバルでは1番に中国が挙げられた。一方、日本の回答は、日本のOEMが得意としている市場である日本や米国が挙げられた。

新製品やイノベーションを最初に試す国はどこか?

8.将来の予測

今後10年間で成長が見込まれる国として、タイやインドネシアが挙げられている。グローバルの回答では、南アフリカの回答も多い。

今後10年間で成長が見込まれる「次の新興国」はどこか?

前回の調査で9位だったトヨタが、今後5年間でシェアを伸ばすOEMとして今回は首位となった。

今後5年間で、各OEMの世界的な市場シェアはどのように変化すると思うか?

今後5年間で自動車業界にイノベーションをもたらす企業カテゴリとして、従来の自動車メーカーに続いてICT企業が挙げられた。ただし日本の回答は断トツで従来の自動車メーカーであった。

自動車産業において今後5年間で最も優れたイノベーターになると思う企業カテゴリは?

調査方法

調査期間 2015年7月~11月
調査対象者 自動車メーカー、サプライヤー、販売ディーラー、金融サービス会社、モビリティサービスプロバイダー、ICT企業等、世界の自動車関連企業の幹部レベル800名、および、世界中の消費者2,123名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査対象地域 日本(7%)、欧州(33%)、北中米(13%)、南米(13%)、中国(13%)、インド・東南アジア(16%)、その他(5%)
対象企業規模 全回答企業のうち3分の2が年間売上高10億米ドル以上の企業であり、40%が100億米ドル以上の企業

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