EDTF「予想信用損失に関する銀行の開示の報告書」を公表 | KPMG | JP

EDTF「予想信用損失に関する銀行の開示の報告書」を公表

EDTF「予想信用損失に関する銀行の開示の報告書」を公表

2015年12月7日、金融安定化理事会(FSB)は、開示強化タスクフォース(EDTF)が作成した、IFRS及びUS GAAPにおける予想信用損失アプローチの導入による銀行のリスク開示への影響に関する報告書を公表しました。この報告書は予想信用損失に関して何をいつ開示すべきかについての勧告を提供しています。

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EDTFは、リスクを財務諸表や開示に反映するように銀行を支援することを通じて、財務諸表利用者が銀行のリスクをよりよく理解できるようにすることを目的としています。また、EDTFは、国際的に活動する銀行間の開示の整合性や比較可能性を改善することも目的としています。

IFRS及びUS GAAPにおいて導入される予想信用損失モデルの下では、経営者による判断の程度が大きくなり、本質的に複雑なモデル・ベースの計算が必要となります。このため、銀行は、信頼性と透明性の構築のために、リスクを適切に反映する開示を行うことが不可欠です。

今回の報告書では、2012年の報告書における7つの原則と32の提案の適用可能性を分析し、すべての適用可能性を再確認しつつ、特に以下の原則に関して強調しています。

原則1:開示は明確であり、バランスのとれた、理解可能なものでなければならない。

定性的開示と定量的開示の適切なバランスが求めれ、複雑な論点をわかりやすく説明する必要があります。

原則3:開示は、目的適合性のある情報を提供しなければならない。

特に、銀行はどのような要因及びリスクによって予想信用損失の測定が変動するかを評価し、当該要因及びリスクに絞った開示を提供して、なぜそのような変動要因が最も重要であるかを説明することが必要です。

原則6:開示は、銀行間で比較可能でなければならない。

IFRSとUS GAAP では異なるモデルとなるため、金融機関ごとに独自の方法で計算がなされる可能性があります。したがって、質の高い開示が比較可能性のために重要です。
さらに、報告書においては、導入時までの準備期間あるいは移行時に行われる一時的な開示と2018年1月1日の前後で継続して行うべき開示を整理しています。
またEDTFは、開示の性質と範囲が2018年の導入の日までの期間に徐々に向上していくよう、定性的及び定性的情報を提供するタイミングを段階的にするアプローチを提案しており、指標となる段階的開示スケジュールを示しています。

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