SECによる金融市場改革:MMFへの大きな影響 | KPMG | JP

SECによる金融市場改革:MMFへの大きな影響 SEC's Money Market Reform will have big impact on money funds

SECによる金融市場改革:MMFへの大きな影響

米国SECは2014年7月23日にMMFに関する規則の改正を公表しました。この改正は金融危機における投資家のMMF取付騒ぎが生じるリスクを低減し、投資家に対するリスク情報の透明性を向上させるものです。

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SECによる改正の主眼は、機関投資家MMFに変動NAV(Net Asset Value)の採用を要求することでMMFの保有する投資の公正価値をNAVが反映するようになることです。この変動NAVの採用は、全てのMMFが固定NAV(1ドル)を採用する現状からの最も大きな変更点になります。

今回の改正点は、(1)変動NAVの採用、(2)払戻手数料及び償還制限、(3)開示の強化、(4)税務・会計の変更の4点になります。
第一に変動NAVの採用が機関投資家MMFに義務付けられました。これにより投資の市場価格に応じて1口あたりのNAVが変動することになります。変動NAVはリテールMMF、政府MMFには適用されません。
第二にMMFが保有する流動資産が週次で総資産の30%を下回った場合には、一定の払戻手数料を課す、または一時的な償還制限を一定の期間課すことができます。これらは原則として政府MMFには適用されません。
第三にMMFの透明性を高めるために日次及び週次の流動資産のレベル、フロー及び市場価格に基づくNAV等の開示が追加されました。
第四に変動NAVが採用されたことでMMFが適用する会計手法が簡素化された結果、税務目的のために個々の売買取引を追跡する必要が減少することになりそうです。
今回の改正は、2016年10月14日から施行される予定です。

内容

  1. 変動NAV
  2. 償還手数料と制限
  3. 開示の強化
  4. 税務及び会計
  5. 結論

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