システムリスク(金融検査マニュアル) | KPMG | JP

システムリスク(金融検査マニュアル)

システムリスク(金融検査マニュアル)

金融検査マニュアルにおけるシステムリスクの定義は次のとおりです。

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  1. コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備などにより、金融機関が損失を被るリスク
  2. コンピュータが不正に使用されることにより、金融機関が損失を被るリスク

下線部分は金融機関の業態ごとに表現が変更されており、「預金等受入金融機関に係る検査マニュアル」では「金融機関」、「保険会社に係る検査マニュアル」では「保険会社」、「証券会社に係る検査マニュアル」では「証券会社」、「投信信託委託業者・投資顧問業者に係る検査マニュアル」では「信託財産または投信・投資一任業者」となっています。投信系のみ「信託財産」という記載がある部分が多少異なっていますが、いずれの業態においても共通のものと定義されています。

システムリスクマネジメントの重要性

システムの誤作動や不備による損失が発生するなどシステムリスクのマネジメントに不備がある場合には、金融機関の信用度を著しく低下させ、市場からの撤退を余儀なくされる危険性さえあります。それにもかかわらず、金融機関におけるシステム障害の事例は枚挙にいとまがなく、特に都銀の合併にともなうシステム統合において大規模な障害が発生したことを契機に、金融庁から「システム統合リスク管理態勢の確認検査用チェックリスト」が2002年12月に出されています。

システムリスクの評価を行ったうえでシステムリスクの顕在化を未然に防止したり、顕在化したリスクを早期発見・処置できるようなコントロールプロセスを構築し、マネジメントすることが企業存続、ビジネス拡大における重要な要因の一つとなります。

最近の動向

例年発表される金融庁の検査事務年度ごとの方針などを分析することで、その時点で金融庁が重視しているポイントを探ることが可能です。最近ではプロジェクトマネジメントや外部委託管理に加え、利用者保護の観点からの個人情報保護に焦点が当たっています。

「金融検査指摘事例集」や「預金等受入金融機関に係る評定制度」が公表されるなど検査そのもののフレームワークも変わってきているので、常に動向を注視しておく必要があります。なお、「証券会社に係る検査マニュアル」および「投資信託委託業者・投資顧問業者に係る検査マニュアル」については、2005(平成17)年7月の改正証券取引法等の施行にともない証券取引等監視委員会へ移管されています。

BIS(国際決済銀行)のオペレーショナルリスク管理のガイドラインとの整合性についても各金融機関にて検討が開始されています。

そのほか、日本版SOX法におけるシステムリスクとの整合性についても検討が開始されています。

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