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IAISとICPs

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IAIS(保険監督者国際機構)は、国際的な保険規制要件の整合化という目的をもって1994年に設立されました。現在は、約190の国・地域の保険監督機関が加盟国として参加しています。

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IAISは、国際的な保険の監督基準の設定機関として、加盟国の保険監督機関に適用される原則・基準・ガイダンスの作成、保険監督関連の課題についての研修の実施、保険監督機関向けの会議やセミナーの開催を行っています。

ICPs(Insurance Core Principles、保険基本原則)は、IAISが採択した、保険事業の健全性を促進し、適切に保険契約者を保護するために必要な保険監督における基本原則を定めたもので、2011年に全面改定されました。日本を含むIAIS加盟国の監督機関は、ICPsにのっとった監督制度を現地の監督の枠組みに取り込むことが奨励されています。また、世界銀行・国際通貨基金(IMF)による金融セクター評価プログラム(FSAP)において、加盟国の監督制度を国際水準と比較・評価する際の基準としても利用されています。

ICPsは、26の基本原則から構成されており、ソルベンシー目的の統合リスクマネジメント(ICP 16)、ソルベンシーのための資本十分性の要件(ICP 17)などの規定があります。また、保険会社単体だけでなく、グループ監督における要件も各基本原則において規定されています。

IAISは、欧州でのソルベンシーII導入の流れを受け、保険会社のソルベンシー規制の共通の枠組み作りに取り組んでいます。特に、ICP 17は、保険会社が重大な不測の損失を吸収するのに十分な資本水準に関する要件および監督機関の介入条件としてのソルベンシー目的の資本の十分性要件を定めるよう、監督機関に求めています。ICP 17は、トータル・バランスシート・アプローチを採用していること、監督機関の介入レベルとしての規定資本要件(Prescribed Capital Requirement、PCR)と最低資本要件(Minimum Capital Requirement、MCR)を規定していることなど、欧州のソルベンシーIIの考え方と類似した要件が規定されています。

IAISは、保険会社における統合的リスク管理(ERM)の確立も重視しています。ICP 16では、保険会社に高いレベルのリスク管理とガバナンスの構築のために、ソルベンシー目的のための統合的リスク管理の要件を定めるよう、監督機関に求めています。

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