エンタープライズアーキテクチャー(EA:Enterprise Architecture) | KPMG | JP

エンタープライズアーキテクチャー(EA:Enterprise Architecture)

エンタープライズアーキテクチャー(EA:Enterprise Architecture)

EAは、1987年にジョン・A・ザックマン(John A. Zachman)が発表した「A Framework for Information Systems Architecture」をもとに米国政府において活用され始めた、業務とシステムのモデル化および改善のためのフレームワークです。

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EAを実際に導入するためのツール、マニュアルなどを整備した具体的なフレームワークが、米国では、既にいくつか発表されています。米国の政府機関向けEAフレームワークとしては、FEAF(Federal Enterprise Architecture Framework)、米国財務省のTEAF(Treasury Enterprise Architecture Framework)、米国防総省のDoDAFなどがあります。一方、民間企業向けのフレームワークには、米国技術標準団体オープングループのTOGAF(The Open Group Architecture Framework)があります。

日本政府におけるEAへの取り組み

日本では2003年、「e-Japan戦略II」の実現のためにCIO連絡会議で「電子政府構築計画」が策定されました。この計画では、予算効率性の高い簡素な政府の実現を目指し、内部管理業務および各府省での個別の業務・システムを最適化するために、EAの考え方と手法に基づいて「最適化計画」が策定されています。また、この「最適化計画」の手法は、「業務・システム最適化指針(ガイドライン)」(2006年3月31日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)に公開され、2007年8月時点では、この指針に従い84分野の業務・システムを対象としたシステムや業務の重複見直しやレガシーシステムの刷新、手作業のシステム化が進められています。また、経済産業省ではEAの活用を促進するため、EAに関する概要や過去の調査研究の結果などを「EAポータル」としてとりまとめ、同省のウェブサイトにて公開しています。

EAの概要

EAでは、組織の業務プロセスや情報システムを、政策・業務体系、データ体系、適用処理体系、技術体系へと階層化し、その後、調査、文書化することにより、各階層における現状(As Is)モデルを明らかにします。また、改革の方向性や問題意識をふまえて、各階層における理想(To Be)のモデルを設定していきます。その現状モデルと理想モデルへギャップを埋めていくことにより、業務とシステムの全体最適化を実現していきます。

その意味で、EAを導入することは、組織のITガバナンスを整理する際の一つの手法になると考えられます。また、EAの導入における現状モデル、理想モデルを設定する過程で、ビジネスプロセスを明確にし、経営戦略や業務の有効性を測る必要があるため、結果的に内部統制を定義することになります。そのため、金融商品取引法や新会社法対応を契機に、企業における内部統制全体の明確化へ取り組んでいる企業では、EAの考えを取り入れようと考えているケースがあります。

EAのフレームワーク

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